契約前に総額を聞いて、納得して始めた。
それなのに、通っているうちに「聞いていた額と違う気がする」と感じることがあります。
こう聞くと「回数が足りずに追加したのだろう」と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。
増えているのは、多くの場合契約の外側です。契約書に書かれた回数とは別に、毎回の施術で発生しうる項目がいくつかあります。
しかもそれらは、契約したあとでは条件を変えられません。知っているかどうかだけで差がつく部分です。
この記事では、「増えた」を2つに分けます。そのうえで、契約前に何を聞いておけばいいのかまで見ていきます。
なお、料金は施設ごとに違い、時期によっても変わります。この記事では金額は扱わず、どこを確認すればいいかだけを扱います。
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結論|増えるのは「回数」だけではない
追加料金の話になると、たいてい「回数が足りなかったらどうするか」に話が向かいます。
ですが、回数を1回も追加していないのに総額が増えているということが起こります。
👉見るべきなのは契約回数ではなく、契約に入っていない項目がいくつあるかです。
そこが分かっていれば、通い始めてから驚くことはなくなります。
「増えた」は2つに分かれる
同じ「増えた」でも、性質がまったく違う2つが混ざっています。
①契約した回数で足りなかった場合
これは想定内の増え方です。
カウンセリングでも「足りなければ追加できます」と説明されることが多く、条件も事前に確認できます。予算の話として扱えます。
②契約に入っていない費用がかかる場合
こちらは契約書の回数の欄には出てきません。
麻酔を使うか、剃り残しがあるか、予約を落としたか。その日ごとの状況で発生する項目です。
怖いのは②のほう
①は1回きりの判断ですが、②は通うたびに積み上がります。
回数が多い人ほど効いてくるので、「回数が多いほうが得か」を考える前に、こちらを確かめるほうが先です。

契約に入っていないことがある項目
施設によって扱いが違います。「どこも同じ」と思って確認しないのが、いちばん危ない部分です。
麻酔
髭は痛みが出やすい部位なので、麻酔を使う人がいます。
含まれているところもあれば、使うたびに別で必要になるところもあります。種類によっても扱いが変わります。

シェービング
施術前に髭を剃っていくのが基本ですが、剃り残しが出ることはあります。
そのぶんを無料で対応するところと、別で扱うところがあります。背中など自分で剃れない部位とは事情が違うので、髭では見落とされがちです。
キャンセル・遅刻
予定が変わることは誰にでもあります。
問題は、キャンセルで減るのがお金ではなく回数の場合があることです。1回消化の扱いになると、支払った回数が実質的に減ります。

肌トラブルが出たときの薬
施術後に赤みや炎症が出たとき、診察や処方を受けることがあります。
医療機関なら、その場で診てもらえます。美容脱毛の施設では医療行為ができないので、別の医療機関にかかる形になります。
「安いところ」ほど外側が増えることがある
表示されている価格が低い場合、そのぶん含まれる範囲が狭いことがあります。
麻酔もシェービングも別、という組み方なら、表示価格は下げられます。安く見えるものほど、外側を数える必要があります。
なぜ回数が足りなくなることがあるのか
①のほうも見ておきます。足りなくなるのは、毛の問題より目標の問題であることが多いです。
「ツルツル」と「薄くする」で必要な回数が違う
同じ髭脱毛でも、目指す状態によって必要な回数は変わります。
「毎朝剃らなくていい状態」と「まったく生えてこない状態」では、別のゴールです。前者で足りる人が後者を目指すと、そのぶん回数が伸びます。
部位によって終わるタイミングが違う
鼻下やあごは毛が強く、頬や首とは進み方が違います。
顔全体で1つの回数を考えると、いちばん強い部位に引きずられます。

「増えた」と感じる時期は決まっている
回数を重ねると、途中で減り方が緩やかに見える時期があります。
そこで「効いていないから追加が要る」と判断すると、必要のない追加をすることになります。判定の時期を先に知っておくほうが安全です。
間隔が空くと進み方が変わる
毛の生え変わる周期に合わせて通うのが前提です。
間隔が空きすぎると、同じ回数でも進み方が変わります。

増えにくい進め方
事前にできることは、そう多くありません。ただ、この3つは効きます。
ゴールを先に決める
「どこまで減れば満足か」を、契約前に自分の言葉にしておきます。
決めていないと、その場の説明に合わせて目標のほうが上がります。上がった目標に合わせて回数が増えるので、ここがいちばん大きい分岐です。
予約を落とさない
キャンセルで回数が減る場合、それは実質的な負担増です。
取りやすい時間帯を最初に押さえておくほうが、結果的に安く済みます。

目標を途中で上げない
通っているうちに「もう少し」と思うのは自然なことです。
ただ、そこで目標を上げると、必要な回数も一緒に上がります。最初に決めたゴールに届いたかどうかで一度区切る、と決めておくと迷いません。
追加のときの条件を先に聞く
追加が必要になってから聞くと、そのときの条件で判断することになります。
契約前なら、条件を比べたうえで決められます。あとからでは確認できない情報です。
契約前に確認する質問
そのまま使える形にしておきます。この5つを聞けば、契約の外側がだいたい見えます。

- 麻酔は含まれているか。含まれていない場合、種類ごとに扱いは変わるか
- 剃り残しがあった場合の対応はどうなるか
- キャンセルしたとき、減るのはお金か回数か。何日前までなら大丈夫か
- 肌トラブルが出た場合、診察と薬はどうなるか
- 回数を追加するときの条件は、契約時と同じか
3つ目がいちばん見落とされます。お金の話だと思って聞くと、回数の話が返ってこないことがあります。
途中で解約する場合の制度についても、契約前に知っておくと安心です。

ヒゲ脱毛で知っておきたいリスクや注意点
費用の話とは別に、施術そのものについて知っておくべきことがあります。
施術後に赤みが出ることがある
照射のあと、一時的に赤みやほてりが出ることがあります。
多くは時間とともに落ち着きますが、続く場合は施術を受けたところに相談してください。
毛嚢炎が出ることがある
毛穴に炎症が起きて、ニキビのようなものが出ることがあります。
自己判断で市販薬を使わず、医療機関で見てもらってください。
泥棒ヒゲの時期がある
照射後、反応した毛がしばらく表面に残ることがあります。
この期間は見た目が悪くなったように感じます。一時的なものですが、知らないと驚きます。
硬毛化の可能性
照射した部位の毛が、かえって太くなったように見えるケースが報告されています。
髭では起きにくいとされていますが、可能性としては知っておいてください。
受けられない時期がある
日焼けをしている時期や、肌に炎症がある時期は見送る判断になることがあります。
服用している薬によっても変わるため、問診では正直に伝えてください。予定が延びれば、そのぶん通う期間も延びます。
必ず全員に同じ結果が出るわけではない
毛の量や太さ、肌の状態は人によって違います。
なお、症状や変化の出方には個人差があります。気になる状態が続く場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。
医療脱毛と美容脱毛で考え方は違う?
費用という観点で見ると、両者の差は1回に含まれているものの中身に出ます。
1回の中身が違う
医療脱毛には診察が含まれます。トラブルが出たときの処方も同じ枠の中にあります。
美容脱毛は施術だけなので、その部分が入っていません。単価だけを並べても比べられないのはこのためです。
必要な回数の考え方が違う
医療脱毛は毛を作る組織に働きかけるため、期間が終わったあとも状態が続きやすいとされています。
美容脱毛は毛を弱らせる方向なので、間隔が空くと戻ることがあります。通い続ける前提かどうかで、総額の考え方が変わります。
どちらが向くかは目的で変わる
早く終わらせたいのか、痛みを抑えて進めたいのか。
目的によって選ぶ側が変わるので、まずそこを決めてください。
無料カウンセリングで確認したいポイント
聞くことを決めておくと、持ち帰れる情報が増えます。

- 契約に含まれていない項目を、その場で全部挙げてもらう
- 麻酔を使う場合の扱いが、種類ごとにどう変わるか
- キャンセル規定で、減るのはお金か回数か
- 肌トラブルが出た場合、診察と処方を受けられるか
- 回数を追加するときの条件は、契約時と変わらないか
1つ目がいちばん重要です。個別に聞くと漏れるので、「含まれていないものを全部教えてください」と聞くほうが確実です。
まとめ|見るのは回数ではなく、契約の外側
「思ったより増えた」の原因は、回数だけではありません。
- 増え方は契約の中と契約の外の2つに分かれる
- 怖いのは外側で、麻酔・シェービング・キャンセル・薬が積み上がる
- 回数が足りなくなるのは、毛より目標の高さで決まることが多い
- キャンセルで減るのはお金ではなく回数の場合がある
- 追加の条件は、契約前にしか比べられない
なお、症状や変化の出方には個人差があります。気になる状態が続く場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。
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